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大腸内視鏡検査
先端に電荷結合素子(CCD)カメラを装着した細い管(ファイバースコープ)を肛門から挿入し大腸の内側を観察します。
ポリープ、がん、出血、炎症などの異常がないかをチェックします。
検査をおこなう際、大腸などの消化管がゆがんだままでは、十分な視野を確保できず疾患の原因となる異常の発見が遅れてしまう可能性があります。そのため、内視鏡の先端から空気や炭酸ガスなどを体内の腔内に注入し、膨らませたうえで検査が行われます。
当院では空気よりも何倍も速やかに吸収される二酸化炭素を使用しています。検査後のおなかの張った辛さがほとんどありません。炭酸ガスの場合、空気や酸素に比べて腸管内での吸収が速いため、ガスの吸収によるリスクを減らすことが期待されます。
また当院では患者様のご希望に応じて、静脈鎮静麻酔を使用することも可能です。静脈鎮静麻酔は「ぼんやりとした状態」で楽に検査を受けていただくためのものです。お薬の効き目には個人差がありますが副作用のリスクを考慮し、安全性を第一優先として使用させていただいております。なお、静脈鎮静麻酔の使用の有無にかかわらず、鎮痛剤を使用し、検査による痛みの軽減に努めております。
検査は水曜日(毎週)、土曜日(不定期)で予約制になります。
インターネットでのご予約も受け付けております。
大腸ポリープ切除術
大腸ポリープ切除術にはいくつかの種類があります。当クリニックでは患者様おひとりおひとりに合わせた最適な方法を選択させていただきます。
ポリペクトミー(polypectomy)
茎をもっているような隆起している腫瘍(隆起型)の場合には、ポリペクトミーが用いられます。これはスネアと呼ばれる金属製の輪を腫瘍の根元にかけ切除する方法です。ポリープの形態(大きさ、形、顔つき)により、電気をかけて焼き切って切除する方法と、電気をかけずにスネアで切除する方法(coldsnare polypectomy)を使い分けます。
大腸ポリープ切除術にはいくつかの種類があります。当クリニックでは患者様おひとりおひとりに合わせた最適な方法を選択させていただきます。
内視鏡的粘膜切除術(EMR:Endoscopic mucosal resection)
平たい腫瘍(表面型)に対しては、粘膜下層に生理食塩水などを注入し、腫瘍を持ち上げてからスネアをかけて焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)を用います。
≪検査を受ける際の注意事項≫
ポリープを切除した場合は翌日までは、お粥、スープのみとなります。また検査後1週間程度飲酒、運動、旅行はお控えいただいております。
≪検査前日≫
- 検査食(コロミル)をお渡ししますので、昼、夕に召し上がってください。
それ以外のお食事はパン(バター・はちみつのみ可)、白かゆ、素うどん(具や薬味はいれない)を召し上がってください。
※根菜類、葉物類、海藻類、種やゴマを含んだ食品は、食べないでください。
※食事は21時までにお済ませください。 - 寝る前に下剤をお飲みいただきます。
※便秘がひどい方は、下剤を追加することがあります。 - 前日までの内服薬はいつも通り内服してください。
但し、血液を固まりにくくするお薬を内服されている方は、検査の数日前から休薬が必要な場合がございます。
≪検査当日≫
- 食事
当日の朝は禁食です。ただし、脱水を防ぐために、水、お茶でこまめに水分補給してください。 - 内服薬
朝に血圧、心臓の薬を飲まれている方はいつも通りに内服してください。 - 検査開始3時間以上前から下剤の内服をしていただきます。当院では数種類の下剤をご用意しています。過去に下剤を飲むのがつらかったなどのご経験のある方はご相談ください。内服による苦痛ができるだけ軽減できるよう下剤を選択いたします。
- 交通手段
鎮痛剤や鎮静剤の影響や、検査による疲労がありますので、当日の自動車、バイク、自転車の運転はできません。
徒歩または公共交通機関をご利用ください。
- 検査所要時間は30分から60分程度です(個人差があります)。
- 検査後30分ほど安静にしたあと、医師より検査内容の説明があります。
また体調に問題がないことを確認してからのご帰宅となります。検査後は余裕をもってご予定をたててください。 - 検査後から水分摂取が可能です。お飲み物をご持参ください。
≪料金≫
大腸カメラ料金(3割負担の場合)
- ポリープなどを取らないで検査のみであれば7000円前後です。
- ポリープなどを取った場合、取った個数や部位により多くて35000円前後かかります。
- その他、静脈鎮静麻酔などを使用した場合は別途薬剤の料金がかかります。
(当院では、現金のほか、クレジットカード、各種電子マネー、QRコード決済のご利用も可能です。)