治療
糖尿病の治療には(1)食事療法、(2)運動療法、(3)薬物療法があります。
食事療法
一般的な2型糖尿病の場合、まずは食事療法のみ、もしくは食事療法に加えてお薬を一種類から始めることが多いです。
まずは、個人にあった食事内容を把握することが大切です。
運動療法
適度な運動は血糖値の上昇を抑えます。
食事療法に加え、運動療法を行うことでより良好な血糖値を持てます。
運動療法と言っても、散歩や軽い筋肉トレーニング程度で十分です。
ただし、糖尿病患者さまの中には運動療法に制限を設ける必要のある方もいます。当院では医師の診療と併せ、運動療法の指導を行います。
薬物療法
食事療法や運動療法でもいい影響が見られない場合に大切なのは、必要な時に薬物治療をすることです。
糖尿病の方はもともとインスリンが分泌されにくかったり、インスリン分泌は十分あっても効きにくい体質の場合があります。
その際は、個人の病態にあったお薬で手助けをすることも一つの手です。
糖尿病の内服薬はさまざまなものがあります。血糖値を下げるだけでなく、食欲を抑制するもの、体重を減らすもの、合併症を防ぐ作用が期待できるものや、その他の疾患への作用が期待できるものまで一人ひとりの状態に合わせ相談して処方します。
また、通常の内服薬では効果がない場合はインスリン注射による治療が必要になることもあります。
それぞれの患者さまに合ったインスリン製剤、投与方法を選択します。当院ではインスリン導入や調整も可能です。